やさぐれオヤジの四国遍路の旅

還暦を前にしたオヤジの、四国88ヶ所歩き遍路の旅日記です。

遍路44日目 高野山へ

2022年10月30日(日) 天気 晴

朝5寺半過ぎに目が覚めた。共有スペースの電気が付くのは6時だし、宿を出るのは7時45分頃なので、ベットの中で時間を潰す。6時30頃に共有スペース行き朝食をたべる。まだ誰も起きて来ないので、1人でのんびりしていたら、7時にオーナーがやってきた。雑談をしていたら昨日出会った女性客2人が起きて来て朝の支度を始め出した。ギターを背負った娘は7時30分頃オーナーにお礼を言って出かけ、バイクの娘は朝食をゆっくり食べ始めていた。

私も支度をし7時45分にオーナーに挨拶して宿を出発した。

鴨島駅迄歩いて15分くらいだ。8:20発の徳島行きの列車に乗り徳島駅に向かう。8:51徳島駅着。駅前のバス乗り場は直ぐに分かったが、南海フェリー乗り場行きは9:15だ。時間があるなぁ〜と思い周囲を見渡すとスタバが見えた。道後温泉駅で見て以来だ。急に都会にやって来た感がする。道後温泉駅では前を通過しただけだったので、中に入りホットコーヒーを頼みバス乗り場に戻ってゆっくり味わった。

9:15に南海フェリー乗り場行きのバスが来たのでそれに乗り、9:40頃フェリー乗り場に到着した。和歌山港からどの経路で高野山迄行こうか悩んでいたら、「好きっぷ」という割引き切符のポスターが。徳島港から南海フェリー和歌山港へ、和歌山港から南海電車天下茶屋駅経由で高野山駅迄が、2,200円と格安だ。JRを使うよりちょっと時間はかかるが割安だ。正規料金だと、フェリー代だけで2,200円だからこれを利用しない手はない。「好きっぷ」で、高野山駅迄買い10:55発のフェリーを待って乗り込んだ。

2時間10分の船旅だが、じゅうたん席に寝っ転がって仮眠を取っていたらあっという間に和歌山港に到着した。和歌山港から南海電車和歌山港駅迄は連絡通路があり迷うことは無い。和歌山港駅から和歌山駅迄行きそこで難波行きのサザン32号に乗り天下茶屋高野線に乗り換え急行で橋本へ。更に橋本で極楽橋行きに乗り換え、極楽橋からケーブルカーで16:38高野山駅迄行く。何度か乗り換えたが、座席に座れたので疲れる事なく移動できた。

宿のオーナーからのメールだと日曜日の夕方は宿の周辺に晩御飯を食べる所が無く、コンビニも金剛峯寺方面にしか無いとの事。高野山駅から歩いて宿迄行くと1時間以上かかるので、一旦バスで金堂前迄行き、ファミマに寄り晩御飯と明日の朝食を仕入れ宿に向かう事にした。

高野山の街は紅葉が始まっており、赤や黄色に染まった木々とお寺のコントラストが綺麗だ。夕方で薄暗くなって来ているので、灯籠の灯りやライトアップされた建物なども相まってちょっと幻想的な風景を醸し出している。ファミマで食材を仕入れ、宿迄30分くらい歩きながら高野山の街を堪能する。

17:51宿に到着する。もう周囲は真っ暗だ。中に入りチェックインし、オーナーに設備の説明を聞く。昨日までは満室だったそうだが、今日は私1人の貸切り状態だ。説明が終わったらオーナーも出て行ったので、のんびり晩御飯を食べくつろいだ。なんだか得した様な感じだが、この広い宿に1人だけなのも寂しい感じもする。

明日の朝はゆっくり寝て納経帳を持って金剛峯寺奥の院に行く予定だ。

 

本日の歩行距離  6.5km(8,735歩)

お参りした札所   無し