やさぐれオヤジの四国遍路の旅

還暦を前にしたオヤジの、四国88ヶ所歩き遍路の旅日記です。

遍路11日目 最御崎寺〜津照寺

2022年9月27日(火) 天候曇りのち雷雨


朝食時間の7時に合わせて起床。昨夜手当てした足のマメは歩き初めは痛むが、2〜3歩歩けば我慢できるレベル。これなら今日は行けそうだが、マメがこれ以上ひどくならない事を祈りたい。

宿には私を含め歩き遍路が3人。少し年配の男性は、すでにマメの下にマメができて歩くのが辛いとこぼしていた。やはり薬王寺からのアスファルトの道は遍路転がし並みの難所ではなかろうか。

7:58宿を出発。夫婦岩の前を通り過ぎ、今日の最初のチェックポイントである室戸廃校水族館に向かう。9:00始業開始なので、足のマメを気にしながらなるべく左右の動きを同じように気をつけながらゆっくり歩く。9:02室戸廃校水族館に到着。600円の入館料を払い、チケットに出席のスタンプを押してもらう。2018年に、廃校となった室戸市立椎名小学校の校舎・プールを活用しオープンした水族館で、小学校時代の教室や理科室・手洗い場などをうまく活用した小規模な水族館である。室戸と言った場所柄か、海亀の展示が多く人馴れした海亀がとても可愛い。また、新しい海の仲間たちといった展示場所もあり、ビニールや釣りの擬似餌など、室戸沖で回収された海のゴミなどが飾ってあり、海洋汚染の現状を問題視していた。帰る前に記念のTシャツを購入して9:33ここを後にした。

10:19室戸世界ジオパークセンターにある遍路小屋に到着。10分ばかり休憩し足を乾かす。ここで、同宿の歩き遍路さん3人が一時的に合流した。簡単に挨拶を交わし、少し年配の男性、私、の順で出発した。出発前に自販機で飲み物を補充し先に進む。11:51室戸青年大師像の前に到着。足を乾かそうと靴を脱ぐが、マメが大きくなっている様な感じがする。今日も2枚履きしている靴下を脱いでみると、昨日より豆の大きさが広がっていた。水は溜まっていなかったが、皮が少しづづれてマメの部分が大きくなっているようだ。明日か明後日には皮が剥け始めるのかなぁ〜。

12:11大きな青年大師像の前を出発。みくろ洞の前に12:14到着。同宿だった少し年配の男性遍路さんが休憩している所に追いついた。洞窟には無料で入れるようなので、そのまま中へ入ってみようかと思ったが、荷物が邪魔だったので、入り口だけ見て我慢することとした。休憩中の男性遍路さんに挨拶し先に進む。12:27第二十四番最御崎寺の登り口に到着。ここから山門までの695mの登山開始だ。肩に食い込む荷物と左足のマメと戦いながら一歩一歩登っていく。12:53山門前到着。自撮りした自分の顔を見ると、疲労で疲れ切っているのがよくわかる。荷物を置き参拝を済まし御朱印を頂いた後、納経所の裏側にある自販機で冷たいコーヒーを購入。あ〜生き返る。。。

13:18荷物を背負い最御崎寺を出発。ここから次の第二十五番津照寺までは6.4Km。先ほど登った山道ではなく距離は長くなるが自動車道を通って麓に降りる。背中の荷物が膝に、左足のマメがジクジク。登りもキツかったけど、くだりも大変だ。のんびり景色を見ながら歩いていると、雷がゴロゴロ鳴り出した。自分がこの後行く西の方の景色は大雨のようだ。13:44麓に降りてきた。まだ雨は降っていないが、事前にバックにカバーをしてカッパのズボンを履いて雨対策をしておく。5分もするとポツポツ降り出した。ポンチョをかぶって完全防備。と思ったら本格的な雨。稲光と雷が近くで響く。落雷が怖いがまだ稲光と雷の音に時間差があるので、津照寺に急ぐ事にした。15:05津照寺到着。納経所の前に荷物を置いて参拝道具だけ持って雨の中階段を上がって本堂に向かう。参拝を終え階段を降りて大師堂へ行き参拝。納経所に行き御朱印をいただく。納経所の女性に、第二十六番金剛頂寺の宿坊は休業中だと確認できたので、この先野宿できそうな所がないか聞いてみた。「この辺りは町中になるから野宿できる所はないんですよ。金剛頂寺の上り口にある民宿うらしまの横にある小屋で野宿しているみたいですよ」との回答。やはりそこしかないか。Googleマップで確認したところだ。流石に民宿の目の前の小屋で野宿するのは気が引ける。え〜い。民宿うらしまに電話して満室だったらそこで野宿だ。ときめ、電話してみると今日は空き部屋もあり今なら晩御飯も用意できるとのこと。じゃあ、今日も民宿泊まりだ!

 


本日の歩行距離   26.2Km(36,045歩)

お参りした札所   第二十四番最御崎寺、第二十五番津照寺