やさぐれオヤジの四国遍路の旅

還暦を前にしたオヤジの、四国88ヶ所歩き遍路の旅日記です。

遍路10日目東洋大師(徳島県から高知県へ)

2022年9月26日(月) 天気 晴

 

5時に目が覚める。先ずは荷物を片付け、カロリーメイトで朝食。今日も朝から良い天気。で、今日も淡々とアスファルトの道を室戸岬に向かって歩くだけ。6:00NASAの遍路小屋を出発。7:15宍喰の道の駅到着。ここには温泉があるので、昨日はここ迄来るべきか悩んだ結果NASAに泊まる事にしたのだ。道の駅の敷地は狭くホテルに隣接しているため野宿する場所が無いと思ったからだ。来てみて自分の判断を確認して間違っていなかった事に、少し満足した。

7:43出発し、8:10高知県に入り、8:33道の駅ではなく、海の駅東洋町に到着。手前のホテルとの間はキャンプスペースらしくテントが2つ張られていて、芝生の上を23歳位の子供とお母さんらしき女性が歩き回っていた。休憩しようと思ったらオープンは9時からとまだ早いため、諦めて国道55線に戻った。今日は靴下2枚履きでマメ対策してるので、今の所足の調子が良い。昨日までは連休を使って徳島県内の区切り打ちをする人達に出会ったが、今日からは歩きで回る人達は減るんだろうなぁ。なんて思いつつ歩いていると、右手に東洋大師の看板が見えて来た。10:01東洋大師到着。歴史のありそうな建物だが、以外と全体的にこじんまりしてる印象だ。本堂前の休憩所に荷物を置き参拝を済ませて御朱印を頂きたかったので、ご住職を呼び記帳していただく。ご住職にお接待で頂いたビスケットを食べながら休んでいると、ご住職が出てきて、「その荷物の量は野宿しながら回ってるんだな。四国はお遍路さんならどこで野宿しても大丈夫だから安心して行きなさい。私も野宿しながら回ったから野宿の楽しさはよく分かる。宿に金を使わない分美味い物いっぱい食べれるぞ。」との事。ご住職のそんな経験から提供していた通夜堂は、コロナの感染予防で一時休止中。早くコロナ前に戻って欲しいと言われていた。

ご住職となんだかんだ雑談した後、10:44東洋大師を出発。暫くして、「天皇陛下賜献上乃栄 野根まんぢう」と書かれた看板発見。これは早速購入しなきゃと店舗に行くと、販売は朝開店前で休憩できなかった海の駅東洋町でおこなっているとの貼り紙。残念ながら諦める事にした。

街並みを抜け海岸線の道に出る。ここからは、左手に果てしない広さの太平洋と、雲一つない青空にギラつく太陽。右手に迫る山。熱しされたアスファルトの道をただただ歩く。途中休憩所で民宿を予約することとした。理由は足のマメの治療とこの暑さで完全にばててしまったからだ。明日は二十四番最御崎寺なので、民宿で体力を回復させないと。

東洋大師から先、法海上人堂にある渓流の水を補充しなければ、22〜23Km自販機はない。やっと見つけた自販機は55線沿いで、遍路道は旧道(市街地)を通るので、気をつけて55線を見ないと通り過ぎてしまう。55線にある最御崎寺まで23Kmの看板の少し手前だ。この後も暫く自販機はないので、暑い時ここを通過する人は要注意だ。

16:30今日の宿に到着。受付を済ませゆっくり風呂に浸かり洗濯して夕食までゆったり過ごす。

 

本日の歩行距離 33.4Km(45,884歩)  

お参りした札所 東洋大師(明徳寺)